OKURIの雑記

写真や旅行の日記…デザインは、鋭意作成中

馬鹿だからディスクロックを鋸で断ち切った話。

とある出勤前。

2月はじめにコロナに罹ってから数週間ほどコロナの後遺症なのか倦怠感と体力の戻りの悪さを感じておりいつもは、自転車通勤なのだがバイク通勤を暫くしていた。

その日もいつもの通りバイク通勤をしようと前後輪のロックを外しカバーを外し最後のディスクロックを外そうとしたところ…

鍵は、入っていくが全く解錠される気配がしない…

前日までは、何の問題もなく使えてた(違和感は感じていたが)はずなのだがこれは困った。

仕事の時間も迫っていたため無理言って午前休にしてもらい何とかディスクロックを外せないか試行錯誤していく…

※これは、著者がバカだから起こった事案なので皆はたぶん起こらない!

鍵が意味をなさなくなったディスクロック

取り合えず、休みをもらえたので持っていた荷物を部屋に戻し落ち着いていつもの通り鍵を回してみる。

鍵穴は、回っているのだがどこかでつっかえているような感じで、ある一定のところから全くと言っていいほど動かなくなってしまっていた。無理やり回してみたりするが”ミシッ”というだけでびくともしない。

とりあえずネットでの情報を参考にパーツクリーナーをかけたりオイルをかけたり色々してみたが一向に回る気配がない。

これは、完全に鍵が死んだのであろうということだけは分かった。あとから分かることだがどうやら水が浸水してロック機構がさびて完全にバカになっていたようだ。

 

仕方がないので鍵屋さんを手配

自分の持てる知識をフル活用しても無理だったため高い出費にはなるだろうと覚悟をし鍵屋さんを手配することにした。

すぐ電話がつながり待つこと40分。恰幅の良い鍵屋さんが現場を見に来てくださった。

見てすぐ、「これは…多分無理かも…」とのこと。

『まじかよ』と思ったが『そりゃー一般的な鍵ではないためそんなものか』と思いつつ一応、鍵屋さんが鍵穴をいじったりして作業をしてくださったがどうにもこうにもビクともしない。

鍵屋さんも完全にお手上げ状態な様子で一応、断ち切れるかどうかやすりで表面を削ってもらった。するとどうやら、結構柔らかい素材のようでしゃべってる間にも結構削れていた。

これでいけそうな予感がしていたのだが小一時間はかかる+バイクに傷がついてしまっては保証をすることができないとのことだったので色々アドバイスだけしていただいた。

アドバイスの内容は、

電動工具で断ち切る

・手鋸で断ち切る

・最悪バイク屋さんに持っていく

の3つになった。

 

取り合えず、断ち切るのは素人なので怖かったため参考にしますとだけ伝えて鍵屋さんには、帰っていただくことにした。

出張費用がかかるのかなぁと思っていたのだがこの鍵屋さんは、鍵が開かなかったらお金は頂かないとのこと。なんて良心的。

その後、注意をしていただいたのだが 基本的に鍵屋は呼ばないほうがいいらしくぼられる可能性が高いとのことだった。うちらはそんなことはないけどほかの業者はえぐい人らもいるとのことだったので鍵の解錠が必要なときは、絶対この業者を使おうと決めた。

皆さんにも知らせたいところなのだが住んでる地域がかなり絞れてしまうため割愛させていただく。

 

とりあえず、近所のバイク屋

先ほども伝えた通り断ち切るのは、素人なので抵抗があったため たまたま近所にあったバイク屋さんに相談してみることにした。

そこは、町のバイク屋みたいな感じでどうやら族車とかを取り扱っているようなお店らしい。そのため絶対に行きたくねぇと思っていたのだが背に腹は代えられない。店内にいたお兄さんに相談してみたところ 流石にうちも傷をつけないという保証がないという旨を伝えられ ”ローターを交換はどうなのでしょう”と訪ねたところ 2~3万円以上はかかるからおすすめはしないだったら、工具で断ち切るのが一番安いとの回答を頂いた。

意外とちゃんとした対応だったのにはびっくりだが…まぁ、今後使うことはなさそうだ。

鍵屋、バイク屋にも断ち切るのが良いと言われたので心を決めて近所のホームセンターに断ち切る道具を買いにいいくことにした。

 

工具を買っていざ切断の儀

ちょっとだけテンパっていたので近所なのに帰り道迷子になりながらなんとか家に到着。用意をして近くのホームセンターで工具を買うことにした。

とりあえず、候補として充電式の電動工具を使おうと思っていたのだが残念ながら充電式のグラインダーが売っておらずコード付きのしかなかったため電動工具を買うのは諦めて手でなんとかなりそうなものを探す。

すると、鉄パイプを切れるノコギリを発見。お値段なんと1,400円。

とりあえず、物は試しでと購入することにした。バイク屋にローターごと交換をしてもらったら5万円以上はかかるし、鍵屋さんも1万円はかかるとのことだったので1/10で済むのならとちょっとだけ期待をして帰路につく。

 

軍手とかを用意していざ切断の儀に入ることにした。

本来ならバイクを傷つけないようにマスキング等を施すべきだったのだろうが面倒くさかったのとそもそもそんな思考が消え飛んでいたため保護することなくノコギリをディスクロックに当てる。

もちろん、バイクに傷がつかないように配慮をしながら慎重に歯を進めていく。

 



15分経過。

歯は、とりあえず全体的に入っていったのでどうやら行けそうな兆しは見えているが一番厚いところからノコギリを入れたため切るのに時間は掛かりそうだ。

 

30分経過。

一部が最後の部分まで到達した。

これは完全に行けるぞと意気込み歯を進める。

しかし、右腕が攣りそうだ。

 

45分経過。

終りが見えてきた。

 

 

1時間後…

無事切断!!!

 

右腕がちぎれるかと思ったがえっさほいさとノコギリを動かしなんとか1時間かかって切断することができた。バイクにほんのちょびっとだけノコギリが当たって傷がついたがそもそも汚いので気にするレベルではないのでヨシッとすることにした。

 

本当になんとかなってよかった。お金もほぼかからず出費を抑えられたのも大きい。

あと、1時間もバイクの前でノコギリを使っていたのに通報されなかったのは不幸中の幸いだろう。

ありがとうノコギリ。伝家の宝刀にしようと思う。

 

最後に

まず、原因はなんなのかと考えていたのだが、私が使っていたKOMINEのLK-114というディスクロックで鍵穴に水やゴミが侵入しないように蓋がついている。その蓋を不注意で壊してしまったのがどうやら始まりのようだ。

YZF-R3の頃から使っているので約4年間雨風にさらされ鍵穴に水が入ったりし鍵の機構が完全に駄目になってしまっていたようである。

確かに開きづらいときなどもあったのだがまぁいいだろうということでほったらかしにしていたのが運の尽きだったようだ。過去の自分を叱れるなら違和感を感じた時点で使うのをやめろと伝えたいところだ。

 

鍵類は、長期間外で使う場合サビや施錠、解錠に違和感を感じたら新しいものに変えるのが得策だろう。外せなくなってからでは、私のような目に合う可能性がある。

幸いにも柔らかい素材だったためやすいノコギリでも断ち切れたがこれが高いものや材質として硬い素材だったらこうなってはいなかったかと思う。それこそローターごと交換で莫大な費用がかかっていたことだろう。

電動工具だと一瞬だと思うが防犯に一役買ってくれるディスクロックは、大切な存在だということが分かった。まぁ、しばらくは見るのも嫌になってしまったが。

当分はディスクロック無しで運用しようとは思うがU字ロックを追加で購入して動かないようにだけはしておこう。

 

-End-