OKURIの雑記

写真や旅行の日記…デザインは、鋭意作成中

中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 III

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/160 F11 ISO-100

 

巷で話題のこのレンズ

MFレンズ欲しい衝動に駆られてしまい購入してしまいました。

 

 

なぜMF?

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/160 F11 ISO-100

 

なぜ、MFを買うに至ったのか・・・。

去年の頭の方にMFレンズを初めて購入しました。

TS-E 45mm F2.8 という超特殊なレンズです。

 

そのレンズのピントリングの滑らかさ、不自由な面白さ。

そこに魅力を感じていましたが、その時は、一眼レフしか持っていなかったため

ピントの合わせ辛さなどで もう1本買う選択肢まではいきませんでした。

 

しかし、今年の9月頃にMFも楽しめる素晴らしいカメラを購入しました。

そう、SONY α7R3。

折角買ったしいつかは、MF欲しいなぁ~と思っていたところ

友人祖母宅で大量のMFレンズをもらったと伝えられ、

その1本を貸してもらう機会がありました。

 

その時、「あ・・・めっちゃ楽しい・・・」

MFに心を奪われてしいました。

 

人の目より明るいレンズ 

  

そんなこんなでMFレンズを3本焦点距離別で購入しました。

その中の一つ、人の目より明るいF値を持つ

"中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95 III" を紹介しようと思います。

 

外見 

 

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/160 F11 ISO-100

オールドレンズ風な見た目。

最新レンズにあるスイッチ類など全くありません。

絞りとピントのみ!これがかっこいい。

 

ピントリング。

 

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/100 F11 ISO-100

 

320度回転することにより、F0.95でもしっかりピントを合わせることができます。

すぐにピントを合わせる!というのには向いていませんが、

この手のレンズをこのご時世すぐピントを合わせないといけない場面で使うことは、

なかなかないと思います。

 

この320度回転するピントリングが素晴らしすぎました。

回した人だけが感じれるこの素晴らしさ。

是非皆さんに体験してほしいです。欲しくなりますよ。

 

絞りリング。

 

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/200 F4 ISO-100

 

F0.95~F16まで 無段階調節ができる絞りリングです。

いわゆるクリック感がない絞りです。

動画などに使うのも向いているかと思います。

このリングも滑らかで意味もなく回していました。

私的には、クリック感がないほうが好みでした。

 

 

前から見ると絞りの動きがちょっと面白いです。

(珍しく手前に絞りがついています。)

 

写り

 

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F0.95

 

作例の撮り方などわからないので 試し撮りで撮った写真をいくつか。

流石にF0.95解放で撮るとボケ過ぎてピントが合ってるか合ってないのか

いまいちわかりにくい状態になりました。

ソフトフィルター付けたときみたいに非常にふわっとした写りになります。

ぼくは、非常に好みでしたがピント合わせるのがめちゃめちゃ難しいので

解放で人とかを撮る主義者ですが(もちろん絞るときは絞りますが)

さすがにこれは絞ったほうがよさそうです。

 

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F2.8(くらいだった気がする)

 

F2~2.8まで絞るとしっかりと解像する印象を持ちました。

F1.4でもある程度解像するのですが僕が持っている85mm art と比べると

見劣りしてしまいます。

 

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F5.6

 

流石にここまで絞るとどのレンズでもある程度解像するようになりますね。

50mmという使いやすい画角でもあるので 風景撮影にもよさそうです。

 

メリット

 

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/200 F4 ISO-100

F0.95なのに格安

 

解放F値0.95のレンズは、いくつかあります。

しかし、フルサイズ対応だとCanonの古い50mmや、ライカがありますがどれもこれも

値段がとんでもない金額です。

 

それに比べてこのレンズは、10万円以下で購入できるので

非常にリーズナブルにF0.95を楽しめる素晴らしいコスパの レンズでした。

このレンズに興味を惹かれる方は、

値段を見て選ばれる方が多いのではないでしょうか? 

 

解放にした時のソフト感がポートレートを撮るときにたまりません。

常用するレンズになりそうです。

 

大口径の割にそこまで重たくない

 

これは、本当に主観ですが、700gくらいとある程度軽いかなと思いました。

重たいレンズを持ちすぎているのが原因な気もしますが(笑)

αにつけたら1.3~4㎏くらいでしょうか。

1眼レフを常用していた私としては、許容範囲でした。

勿論、自転車などで持っていこうとは思いませんが。

 

デメリット 

 

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α7R3 + SIGMA 105mm MACRO 1/160 F11 ISO-100

 

電子接点無し

 

このレンズは、電子接点がありません。

そのため、絞りなどの情報やレンズ情報が飛ばないため

この写真は、絞りいくつで撮ったというのが確認できません。

普通に写真を上げるだけなら問題ないのですが、

設定を見返したいときなどに苦労します。

 

私は、スマートフォンにメモをしてRAWデータに直接メモを貼り付けて

管理しています。

昔のレンズは、ほとんどそうなんですが少し使いづらいですね。

 

ゴーストやフレアの出やすさ

 

少し光源があるだけで結構なフレアやゴーストがでます。

使い方次第では、味が出るのでとても良いのですが、逆光での撮影や

太陽がをいれての風景撮影は、向いてない気がします。

やはり、そこは中国製なのかコーティングが残念な感じです。

 

 

総評すると、私としては、非常に満足のいくレンズになりました。

不意なゴーストさえ気を付けていれば 日本製のレンズにも劣らない

素晴らしいレンズだと思います。

 

 

ただ、動画などで見ていたかわいい箱ではなく 

Ⅲからは、普通のレンズポーチになっていたのが残念でした。

 

MFですし電子接点がないですし飛び道具的な要素が多いので

なかなか買うのは躊躇するレンズだと思いますが

使っていてこれはいいものだとなる素晴らしいレンズです。

 

他に買った2つのMFレンズもいつか記事にしたいと思いますので

興味ある方は、お待ちいただければと思います。

 

 

 -おくり-