2019年12月。
年間2万km、3年以上乗っていた愛車である MERIDA REACT Team-E を手放し念願だったクロモリオーダーフレームを購入した。
仲良くしてくれている でごさんや楓さん、Twitterやブログで有名な つむりさん も駆るオーダーフレーム "TADA"。
それが、私の次の愛車だ。
そんな愛車を購入して早いものでもうすぐ3年になる。
REACTを乗っていた頃よりかは、仕事も忙しくなり土日も休みがないときも多く、自転車に乗る回数、距離は減ったものの、通勤、週末のアクティビティとメインで乗る車体である。
”愛車を購入した”という記事で構成や構想などは紹介したので割愛するが改めて約3年経った感想や気になるところを語りたいと思う。
1. 購入して3年、率直な感想について
オーダーフレームは、自分の好みに合わせてパイプの長さや硬さを決めることができ、唯一無二のフレームを作ることができるという点が利点だがその反面、自転車についてよくわかったいない著者には少しだけハードルが高いものがあった。
しかし、試乗車や周りの友人の感想、唯さんの懇切丁寧な説明を受け とりあえず乗りなれているREACTと同じようなジオメトリーにしてもらったのが今回の愛車だ。
先代がプロも駆るような自転車に乗っていたのもあり焼入れパイプを導入した硬めの構成で組んでもらっている。
また、ディスクブレーキを導入したためその分足回りの剛性が増している。
そのためか、サボりにサボりきってデブになった私には、踏んだら進むが踏み負けるという悲しい事が起きてしまい 最初は、足すぐなくなるな。。。と思ったほどである。
しかし、人間とは慣れるもので踏む位置や踏み方、ポジションをいじることで非常に乗りやすい自転車になった。
(しかし、パーツ構成が剛性ましましのため普通のクロモリフレームと比べると…)
また、購入時は25cをセットアップしていたが28cに変更したことで4bar付近で乗ることができるようになりより快適度が増した。
率直な感想と言いながらつらつら並べてしまったが 非常に満足が行く車体 に仕上げてもらっている。
もちろん、初めてのオーダーのため100点満点かと言われればそうではなく、もう少しここをこうしたらいいかもしれないと思うところは何点かある。
しかし、初めてのオーダーで右も左も分からない著者の雰囲気を汲み取ってここまで完成度が高い車体に仕上げていただいた唯さんには足を向けて眠ることができない。
初めてでも安心してオーダすることができるのが”自転車工房エコー”だと著者は思う。
2.気になる点
先程も述べたように気になる点が何点かあるのは事実だ。
それは、オーダーフレームなのと 色々な自転車に乗ってきた著者だから気になる点なのかもしれない。
決してネガティブ要素ではなく、新しいオーダーフレームへの糧にもなり得ることなのでポジティブに捉えてほしい。
・かてぇ
焼入れパイプ、スルーアクスル、極太ステム etc...
色々な要素が混じり合いクロモリらしからぬ硬さに仕上がっているように思う。
このあたりは、先代のREACTと同じような硬さが良いと伝えたからである。
あと、フレームサイズが小さいのでどうあがいても硬くなってしまう。
足回りががっしりしすぎているせいか ダンシングのときに違和感を少しだけ感じた。
今離れてしまったがリムのときと比べてバネ感というかなんというかその辺が少ないように感じる。
もちろん、プロではない著者の足では、そこまで 硬い・柔らかいはちわからないが…
スルーアクスルのおかげで剛性は増したのだがそこが計算違いだった。
このあたりは、次のオーダーで一部普通のパイプを使ったりステムを変えてたり...このあたりを変更すればすぐいい感じの硬さになりそうなのでさほど大きく気になる点ではない。
・足が一部箇所の接触する問題
これは、著者が低身長なのに170mmクランクを使っている弊害の可能性が非常に高いのだが 左足がチェンステーに当たってしまうという問題を当車体は抱えている。
主に3時の角度で足を止めている時に踵の部分が接触する。
ディスクなのでエンドが広がっているということが多少なり原因だと思うがクランク長を適切な長さにすればマシになりそうな気がする。
このあたりは、要研究だがもし次のフレームをオーダーするなら改善したい一点だ。
また、トップチューブを少し短くしたのと先ほどから述べているクランクの170mm が原因でハンドルを切った時にたまにつま先がタイヤと接触してしまう問題もある。
普通に走っている分にはなんの問題もないのだが停止時に当たってしまいシューズが傷ついてしまった。
ここも、もう少しトップチューブを伸ばしたいと思っていたので伸ばしたり165mmのクランクを使えばすぐ解決しそうな箇所である。
この2点以外は、気になる点はなく非常に満足している。
これら2点も自分のコンポーネントの選定ミスなども原因のためお金さえあればすぐ解決しそうな問題だ。
まぁ、そのお金が無いから今の今まで変わってないのだが・・・。
3.ディスクブレーキについて
結論から言ってしまうと何も気にならないである。
もともと、自分はモータサイクル、オフロード出身なのでディスクブレーキについては、普通のロードバイク乗りよりかは理解しているつもりだ。
もちろん、ディスクブレーキのネガは、重さがどうしても重くなることなどがあげられるが クロモリフレームを選んでいる時点で重さなど何も気にしていない。
ネガな部分よりポジティブの部分のほうが圧倒的に勝る。
雨天での制動力やブレーキの引きやすさ etc...
ただし、出先でブレーキ系統がトラブルになったときは絶望モノだろうとは思う。
昨今は、ディスクブレーキが主流になったため各自転車店でも知識があるとは思うが著者が使っているのはDot 5.1 のSRAMのブレーキなため シマノが主流の今では整備してくれるところも少ないとは思う。
しかし、最悪バイク屋とかでオイル貰えればなんとかなりそうな気がする。
因みに、購入したときは 前後160mm径だったが現在は、リアだけ140mmに変更している。
リアブレーキは、主に車体のコントロールに使うため160mmだと制動力がありすぎてコントールが難しかったためだ。
モータサイクルやMTBだと当たり前に前後異径であるため特に気になる要素ではないと思う。
4.今後の展望
何度か書いている通り、自分的には100点満点ではない。
そのため、次のオーダーをしようと思っているのが事実だ。
友人が1台目で完璧なモノはなかなかできないというように確かに著者もそう思う。
オーダーフレームは、妥協できるような工業製品とは違い細かいところまで拘ってこそだと思っている。
今後の展望と大げさに書いて入るが 気になっているところを修正したフレームにしようということだ。
以下に自分用としてまとめておく。
▷トップチューブをもう少し長めにする
これは、ステムを100mmにしておきたいというのもあり今のトップチューブだと少し窮屈に感じるためだ。
▷ホリゾンタルにする
スローピングにはこだわりがあってオーダーしたのだが次はホリゾンタルでも良いかなと思っている。
剛性云々の相談もしながら決めようとは思う。
▷各部のブラッシュアップ
その他にも左かかとが当たる問題や ちょっと硬すぎ問題もあるためそのあたりを上手く調節したものに仕上げてもらおうかなと思っている。
逆に、eTap専用にしたスマートさやカラーリングは気に入っているためこのままで行くつもりだ。
カラーは、変更しても良いのだが 勝手に自分のアイデンティティの一つになっている”青”を省くのはいまいちなので このまま行こうと思う。
以上長々と書いたがまとめると
最高
その一言に尽きるということだ。
気になる点はあるにせよ ホビーライダーで年間5,000kmも乗らない著者にとっては正直このままでも問題ないといえば問題がない点である。
しかし、そんなホビーライダーでもeTap AXSやパワーメーターがちゃっかりついているように こだわるところをさらにこだわって ブラッシュアップさせた次のフレームが楽しみで仕方ない。
まだ、オーダーすら通してないので妄言でしかないのだが・・・。
色々と入用が重なっているため次オーダーできるのは何年後の話かわからないしその時には、自転車の事情も変わっているかもしれないが・・・。
当分は、今の車体とともに自転車ライフを楽しみたいと思う。